手塗りか吹き付け塗装どっちが良い？おすすめの選び方をご紹介
外壁塗装の工法には、手塗りと吹き付け塗装があります。いざ見積り依頼しようとしたとき、この2つの塗装方法をそれぞれ勧めてくる業者がいるかもしれません。知識がなければどう判断したらいいかわかりませんよね。ここでは塗装方法の特徴と、選び方を紹介します。
手塗りの特徴
手塗りにはローラー塗装と刷毛塗りがありますが、刷毛は細かく複雑な箇所を塗る際に用いるので、ここでの手塗りは主にローラー塗装のことを指します。近年では、ローラー塗装による外壁塗装が最も多く行われています。
手塗りのメリット
ローラー塗装は、ローラーについたスポンジに塗料を染み込ませて塗るため、扱いやすく塗料が飛び散りにくいのがメリットです。塗料の無駄を防げるのも嬉しいですね。飛散が少ないと隣家と近い住宅密集地や道路に面した住宅でも安心です。
手塗りのデメリット
一方で、塗装箇所によってローラーを変える必要があり、手間がかかります。広い範囲の作業であれば作業時間が長くなるのもデメリットです。扱いやすさはあるものの、一定以上の技術力は不可欠です。
吹き付け塗装の特徴
吹き付け塗装では、スプレーガンという道具を使い、塗料を霧状に吹き付けて塗装を行います。
吹き付け塗装のメリット
塗装に立体感を出したり、模様をつけたりと、さまざまな仕上がりを楽しみたいなら吹き付け塗装がおすすめです。ムラが出にくいので仕上がりがより美しく、重厚感のある外観が魅力です。ローラー塗装に比べて作業時間が短く済むのもメリットです。
吹き付け塗装のデメリット
吹き付け塗装は塗料の飛散が多く、無駄が出やすいのが一番のデメリット。強風の日には塗料の飛散が特に多くなるため、通常よりしっかり養生をする必要があります。スプレーガンの作業音も発生するため騒音トラブルになりかねません。
手塗りか吹き付け塗装か？納得のいく選択をするために
手塗りと吹き付け塗装のメリット・デメリットを受けて、何を基準に選ぶべきなのでしょうか。おすすめの選び方のヒントをお伝えします。
「何を優先したいか」を明確にする
費用面を考慮した場合、手塗りより吹き付け塗装の方が一般的には安価で済みます。しかし周辺環境に配慮するなら手塗りをおすすめします。その他にも塗装時間や仕上がりの状態等を考慮し、譲れない条件を絞っていきましょう。工事する業者が正しい順序で施工を行えば、どちらの塗装方法をとっても仕上がりの美しさや耐用年数に差は出ません。何を優先したいかをはっきりさせて、塗装方法を選択しましょう。
信頼できる業者に依頼する
手塗りと吹き付け塗装のどちらにする場合も、不安点などに親身になって対応してくれる業者を選びましょう。信頼できる業者選びのポイントは、細かな劣化部分や、複雑な箇所にもじっくりと時間をかけて点検し、きちんと報告・説明してくれるか否かです。そのためには、緊急性が高くない限り複数の業者から見積もりを取得し、慎重に選ぶことが大切です。
まとめ
外壁塗装の工法には手塗りと吹き付け塗装の2種類ありますが、どちらにもメリット・デメリットが存在します。しかし、技術力があればどちらを選んでも仕上がりの質に差はほとんどありません。そのため、施工期間やご予算など、ご自身の優先順位によってどちらを選ぶべきかが変わってきます。
最終的には、その業者が信頼できるかどうか、不明点をきちんと説明してくれるかどうかといった点で業者を選ぶことが大切になってくるでしょう。
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