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プロが教える塗料選び方

外壁のタイプ別に見た最適な塗料の選び方
外壁塗料は国内外の多くのメーカーが開発しており、その種類は多種多様です。本項目では、30年の実績を持つ外壁塗装のプロである横浜市都筑区のふくとくペイントが、8タイプの塗料の耐用年数やメリット・デメリットをご紹介します。また、当社へのご要望として多い7つのご希望にお応えできる塗料の種類と特徴も併せてご紹介しましょう。

プロが教える塗料の選び方

ふくとくペイントがイチオシの塗料はこちら!

本題に入る前に、塗料の種類をご紹介

本題に入る前に、塗料の種類をご紹介

塗料の選び方をご紹介する前に、まずは外壁塗装に使われる塗料の種類を一覧でご紹介します。塗料には大きく8つの種類があり、それぞれ耐用年数やメリット・デメリットが異なるため、ご自宅に合った塗料を選ぶことが大切です。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

塗料の種類 耐用年数 ポイント(メリット・デメリット)
アクリル塗料 5年~8年
  • 水蒸気を通しやすいため湿気が溜まりにくい
  • 耐用年数の期間中は変色が起こりにくい
  • 安価な塗料なので広範囲の作業でも費用がかかりにくい
  • カラーバリエーションが豊富に用意されている
  • その他の塗料と比べて耐用年数が短い
  • 現代の日本で歯大半の塗装業者が使用していない
ウレタン塗料 7年~10年
  • 特有の光沢があり高級感のある仕上がりに期待できる
  • 柔らかい塗料なのでひび割れが発生しにくい
  • 耐薬品性があり汚染された空気を跳ね返しやすい
  • 配合成分に毒性が含まれる場合がある
  • 防汚性でその他の塗料に劣り、汚れやすい
  • 意外線に弱いため耐用年数が過ぎる前に変色しやすい
シリコン塗料 10年~13年
  • 約600度の熱さにも耐えられるなど耐久性が高い
  • ツヤを持った高級感のある仕上がりに期待できる
  • 人気が高いため多彩なカラーや性能の商品がある
  • 防汚性能が高く汚れが付きにくい
  • 塗膜が硬いためややひび割れを起こしやすい
  • ウレタン塗料などと比べると価格が高い
ラジカル制御型ハイブリッド塗料 15年~20年
  • 価格の割に性能が高くコストパフォーマンスが良い
  • 紫外線に強いためチョーキング減少が起こりにくい
  • 汚れが付きにくく塗装時の色合いをキープしやすい
  • 飛散しにくい特性があり作業効率を高めやすい
  • 知名度が低く使用している住宅が少ない
  • 対応している塗装業者が少なく、作業を依頼しにくい
ナノテクノロジー塗料 11年~17年
  • 汚れが付着しにくく、小さな汚れは雨が洗い流してくれる
  • 紫外線などの影響を受けにくく色褪せしにくい
  • 耐火性が高いため火災発生時の延焼を防ぎやすい
  • 樹脂使用量が少なく環境にやさしい
  • 塗料の性質上、ツヤを出すことが難しい
  • 使用している樹脂の性質上、鮮やかな色を出しにくい
アクリル100%(ピュアアクリル)塗料 12年~15年
  • アクリル塗料のメリットのうち多くを引き継いでいる
  • 耐久性が高く最大で15年程度の耐用年数がある
  • 水気をはじきやすいため雨漏りなどが起こりにくい
  • 遮熱性が高いため断熱効果に期待できる
  • 塗料が柔らかいため膨張しやすくひび割れしやすい
  • 施工実績を持つ塗装業者が少ない
  • その他の塗料と比べて費用が高い
フッ素塗料 15年~20年
  • 塗膜の寿命が長く、最大で20年の耐用年数に期待できる
  • 生涯リフォーム数を減らせるため長い目で見ればリーズナブル
  • ツヤを出しやすい塗料のため新築同様の仕上がりに期待できる
  • 一般的なシリコン塗料と比べて約1.6倍もコストが高い
  • あまり有名な塗料ではなく作業を依頼できる業者も少ない
  • ツヤを抑えて仕上げることが難しい
無機系ハイブリッド 15年~25年
  • 紫外線や熱に強く最大25年の耐用年数を誇る
  • 塗膜が柔軟なため経年劣化してもひび割れしにくい
  • ツヤのある仕上がりになり色合いを維持しやすい
  • 耐熱性が高いため火災発生時に延焼しにくい
  • その他の塗料と比べて費用が高い
  • 作業経験を持つ塗装業者が少なく依頼しにくい

お悩みごとのオススメ塗料はこちらをご覧ください

塗料ごとの特徴を見ても、ご自身の希望を満たせる塗料はどれなのかピンときにくいかもしれません。そこで当社へのご要望が多い7つのポイントに分けて、おすすめの塗料をご紹介します。

一定の品質を維持しつつ安く仕上げたい

※表は左右にスクロールして確認することができます。

グレード 価格(㎡) 耐用年数
シリコン塗料 2,150円~2,950円 8年~10年

一定の品質を維持しつつ安く仕上げたい

できるだけ施工時の料金を抑えたいけれど、一定以上の品質は維持したいという方におすすめの塗料です。塗装業者にとってはおなじみともいえる塗料で、多くの住宅に採用されている安心案もあります。カラーも全49色と豊富なので、ご自宅に合うものを見つけやすいでしょう。

価格の安さよりも耐久性の高さを重視したい

※表は左右にスクロールして確認することができます。

グレード 価格(㎡) 耐用年数
無機系塗料 3,700円~4,200円 20年~30年

価格の安さよりも耐久性の高さを重視したい

ジャパンカーボラインが販売する「スーパームキコート」は最大30年間の耐用年数を誇ります。2,000時間の照射を受けても光沢保持率は80%以上を維持でき、対候性では1級ランクの評価を獲得。ひび割れのリスクも少なく、できるだけ長持ちさせたい場合に選ぶ塗料として最適です。

遮熱・断熱性能の高い塗料が良い

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グレード 価格(㎡) 耐用年数
ハイブリッド塗料
シリコン塗料
フッ素塗料
2,150円~5,500円 14年

遮熱・断熱性能の高い塗料が良い

特殊セラミックとシリコンを配合してつくられた塗料で、省エネ塗料としては国内でNo.1のシェア率です。JAXAからのお墨付きを得たほどの高い断熱性能を持ち、冬は暖かく夏は涼しい住環境を得やすくなります。価格は高めですが、断熱・遮熱性重視ならこちらを選びましょう。

おしゃれなサイディング外壁にしたい

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グレード 価格(㎡) 耐用年数
ラジカル制御塗料 2,000円~2,500円 15年~18年

おしゃれなサイディング外壁にしたい

外壁に付着した汚れが降雨によって流されやすく、掃除がしにくいサイディング外壁との相性が抜群です。防汚性も高く、美しい見た目を維持しやすいでしょう。耐用年数が長い割には価格が安く、コストパフォーマンスに優れていることもおすすめポイントのひとつです。

砂壁・土壁・モルタル外壁にしたい

※表は左右にスクロールして確認することができます。

グレード 価格(㎡) 耐用年数
アクリル100%(ピュアアクリル)塗料 4,000円~4,700円 15年~20年

砂壁・土壁・モルタル外壁にしたい

砂壁・土壁・モルタル外壁にとっては天敵ともいえる「ひび割れ」を防ぎやすい塗料です。ゴムのような弾力性を持つ塗料であり劣化しにくく、最大20年の耐用年数に期待できます。防水性や社団性を併せ持つことも特徴的で、特殊な外壁にも対応しやすい塗料です。

意匠性を持った仕上がりにしたい

※表は左右にスクロールして確認することができます。

グレード 価格(㎡) 耐用年数
セラミック 10,000円~14,000円 20年

意匠性を持った仕上がりにしたい

意匠性を重視する方におすすめできるのは、アペティー社が販売する「アトモス」です。特徴的なのは塗料の材料にホタテの貝殻が使われていること。自然な石調の外壁塗装を行えるため、高級感ある仕上がりを求める方や、個性的な外壁に仕上げたい方に向いています。

新築から10年未満で外壁塗装したい

※表は左右にスクロールして確認することができます。

グレード 価格(㎡) 耐用年数
セラミック 2,800円~3,200円 12年~15年

新築から10年未満で外壁塗装したい

新築から10年未満で外壁塗装を行う場合は、クリアな仕上がりに期待できる塗料を使うと良いでしょう。現在の外壁の色合いを残したまま、耐久性を追加するための外壁塗装を行えます。日本ペイントのクリア系塗料にはツヤ消しタイプもあり、さまざまな住宅に対応可能です。